- ホワイト光電話は番号ポータビリティで移行することはできるの？
- 番号ポータビリティとアナログ戻しにかかる費用はどれくらい？
- ホワイト光電話から他社回線に乗り換えるのに、直接番号ポータビリティで移行できないの？ 一度NTTへ変更が必要なら、大変だな・・・
こんなお悩みや疑問を解決します。
✔︎本記事の内容
結論として、ホワイト光電話は番号ポータビリティで移行することができます。
ただし、条件として元々利用していた電話番号がNTTから発番されているアナログの電話番号であることです。
詳しいことは後ほど解説するとして・・・
記事の前半では、ホワイト光電話の番号ポータビリティが可能な条件と、移行する方法、かかる費用をまとめました。
後半では、NTTに一度番号を戻さずに直接引き継ぐ方法と、よくある質問もまとめてみました。
本記事を最後まで読み終わっている頃には、ホワイト光電話の番号ポータビリティに関する情報は理解できているような状態となっています。
そのため、番号ポータビリティをスムーズに行えますし、「電話番号を消滅してしまった・・・」といった事故を起こさずに済みます。
それでは、さっそく解説していきたいと思います。
■そもそもホワイト光電話と光電話（N)の違いは何？
ソフトバンクの電話オプションでは光電話（N)というサービスもあります。
ホワイト光電話と光電話（N)の違いはなんでしょうか？
提供元の違い
まず1つ目の違いとして、提供元の違いがあげられます。
ホワイト光電話はソフトバンクが提供している電話サービスです。
対して、光電話（N)はNTTが提供している電話サービスです。
ソフトバンクかNTTかの違いですね。
接続する機械の違い
次に、接続する機械の違いがあります。
ホワイト光電話を利用するには光BBユニットという機械を利用します。
対して光電話（N)は、ホームゲートウェイ（N)という機械を利用します。
料金の違い
最後にホワイト光電話と光電話（N)の違いは、料金の違いです。
基本料金 | 機器レンタル代 | |
ホワイト光電話 | 513円/月 | 513円/月（光BBユニット） |
光電話（N） | 550円/月 | 495円/月（ホームゲートウェイ （N)） |
※料金は税込価格
どちらも月額の基本料金に加えて、機器レンタル代が上乗せでかかります。
そのため、毎月1,000円ほどかかるわけですが、とはいえ、ソフトバンクスマホをお持ちであれば、おうち割光セットでむしろ料金が安くなります。
おうち割光セットの適用条件として光BBユニットの契約が必須なのですが、料金が安くなるだけでなく、ソフトバンク光を高速で利用するためにも不可欠なので、光電話（N)利用者でも契約しておくべきです。
この辺りは下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
絶対必要？光BBユニットでwifiを利用する2つの方法【簡単】
■ホワイト光電話の番号ポータビリティが可能な3つの条件
ホワイト光電話の番号ポータビリティが可能な条件は、以下の3点となります。
- 今使っている電話番号が元々はNTTから発番されたアナログの電話番号であること
- 復活手続きが可能な状態で、NTTの電話加入権が休止中のままであること
- 引っ越しする場合、市外局番が同じ地域でかつNTT電話回線の収容局が同一であること
これらの条件を満たさない場合は、電話番号を引き継ぐことはできません。
順に解説していきます。
その①：今使っている電話番号が元々はNTTから発番されたアナログの電話番号であること
今使っている電話番号が、元々はNTTから発番されたアナログの電話番号である必要があります。
なぜなら、番号ポータビリティという制度自体がNTTの制度であり、ホワイト光電話はソフトバンク独自の電話サービスだからです。
以前に番号ポータビリティでホワイト光電話に移行したのであれば、ホワイト光電話から他社に番号ポータビリティが可能です。
NTTから番号を引き継いでいない、もしくはNTTの電話サービスを利用していない状態でホワイト光電話を契約したのであれば、解約と同時に電話番号が消滅してしまいます。
その②：復活手続きが可能な状態で、NTTの電話加入権が休止中のままであること
ホワイト光電話の番号ポータビリティが可能な条件として、NTTの電話加入権が復活手続き可能な状態で休止中のままである必要があります。
ここで気をつけておきたいことは、電話加入権が利用休止中でも、定期的に延長手続きが必要だということです。
利用休止は最大で１０年間、5年ごとに更新が必要なので、仮に10年以上放置していた場合、電話加入権は自動的に解約されてしまいます。
電話加入権が解約されてしまうと、復活手続きができないので電話番号をアナログ戻しすることができません。
その③：引っ越しする場合、市外局番が同じ地域でかつNTT電話回線の収容局が同一であること
市外局番が同じ地域でNTT電話回線の収容局が同じであれば、引っ越しをしても、電話番号を引き継ぐことができます。
逆にいえば、NTT東日本とNTT西日本をまたぐ引っ越しや、他県への引っ越しは電話番号が変わるということです。
電話番号は「市外局番-市内局番-加入者番号」で構成されているので、市外局番とは電話番号の一番左側の部分のことですね。
■ホワイト光電話を番号ポータビリティで移行する流れ（ソフトバンク光から他社光コラボ回線に乗り換えの場合）
ホワイト光電話を番号ポータビリティで移行する方法を解説していきます。
なお、番号ポータビリティで「お使いの光電話からホワイト光電話に移行する方法」に関しては次の項で解説しているので、この項は飛ばしてもらって大丈夫です。
1.NTTに電話する
電話番号：
116（受付時間：9時〜17時、年末年始を除く年中無休）
※116番が利用できない場合、NTT東日本エリアの方は「03-5785-5065」、NTT西日本エリアの方は「0800-2000116」へ電話してください。
ホワイト光電話を番号ポータビリティで移行するには、まずNTTに電話し、アナログ戻しの申請をしましょう。
アナログ戻しとは、電話番号を変えないまま、光電話をNTTのアナログ電話に戻す手続きのことです。
光電話をNTTのアナログ電話に戻すことで、他社回線に乗り換える間に電話番号をNTTに保管しておくことができます。
アナログ戻しをしておかないと、ホワイト光電話を解約すると同時に電話番号が消滅してしまいます。
なので他社の光電話に移行する前にアナログ戻しをしておくことが、超重要になってきます。
2.自宅での工事の有無の確認をする
自宅の電話設備によってはアナログ戻しの際、訪問で工事が必要な場合があります。
訪問で工事が必要な場合は、自宅の電話設備が整っていない場合です。
電話設備が整っている場合、訪問の工事はありませんが、NTT側で局内工事というものが行われます（無派遣工事）。
派遣工事か無派遣工事かは116番でアナログ戻しの申請をする際に、確認することができます。
3.ソフトバンクから事業者変更承諾番号を取得する
アナログ戻しの工事が完了したら、ソフトバンクから事業者変更承諾番号を取得します。
番号を取得したら、乗り換え先の光回線と光電話の契約をし、番号ポータビリティで電話番号を乗り換え先の光電話に移行します。
乗り換え先の光電話で電話が利用できることを確認したら、番号ポータビリティは完了です。
■番号ポータビリティでホワイト光電話に移行する流れ（他社光コラボ回線からソフトバンク光に乗り換えの場合）
番号ポータビリティでホワイト光電話に移行する方法を解説していきます。
なお、番号ポータビリティで「ホワイト光電話から別の光電話に移行する方法」に関しては前の項で解説しています。
1.NTTに電話する
電話番号：
116（受付時間：9時〜17時、年末年始を除く年中無休）
116番が利用できない方は、NTT東日本エリアの方は「03-5785-5065」、NTT西日本エリアの方は「0800-2000116」へ電話してください。
番号ポータビリティでホワイト光電話に移行するには、まずNTTに電話し、アナログ戻しの申請をしましょう。
アナログ戻しとは、電話番号を変えずに光電話をNTTのアナログ電話に戻す作業のことを言います。
お使いの光電話をNTTのアナログ電話に戻しておくことで、ソフトバンク光に乗り換える間に電話番号をNTTに保管しておくことができます。
アナログ戻しをしておかないと、お使いの光電話を解約すると同時に電話番号が消滅してしまうので、ホワイト光電話に移行する前にアナログ戻しをしておくことが超重要となります。
2.自宅での工事の有無の確認をする
自宅の電話設備によってはアナログ戻しの際、訪問で工事が必要な場合があります。
訪問で工事が必要なのは、自宅の電話設備が整っていない場合です。
電話設備が整っているのであれば、訪問の工事はありませんが、NTT側で局内工事というものが行われます。
局内工事は工事業者が派遣されずに行われるので、無派遣工事とも呼ばれます。
工事が派遣工事か無派遣工事かは、116番でアナログ戻しの申請をする際に確認することができます。
3.他社光コラボから事業者変更承諾番号を取得する
アナログ戻しの工事が完了したら、現在利用している回線から事業者変更承諾番号を取得します。
番号の取得はショップや電話からできます。
事業者変更承諾番号をしゅとくしたら、ソフトバンク光とホワイト光電話の申し込み手続きをします。
4.ソフトバンク光に乗り換え後、番号ポータビリティでホワイト光電話に移行する
ソフトバンク光が開通したら、アナログ戻しをしておいた電話番号を番号ポータビリティでホワイト光電話に移行します。
ホワイト光電話が利用できることを確認したら、番号ポータビリティは完了です。
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■アナログ戻しにかかる費用
アナログ戻しにかかる費用は、無派遣工事と派遣工事とで大きく異なります。
無派遣工事にかかる費用が2,200円なのに対して、派遣工事は11,000円〜12,000円ほどかかります。
無派遣工事か派遣工事かは116番でアナログ戻しの申請をする際に、確認できます。
それぞれの料金の内訳は以下のようになります。
無派遣工事の場合
基本工事費 | 1,100円 |
交換機等工事費 | 1,100円 |
▶︎合計2,200円
派遣工事の場合
基本工事費 | 4,950円 |
交換機等工事費 | 1,100円 |
屋内配線工事費 | •既設配線利用の場合 •新規配線設置の場合 |
機器工事費 | 利用機器により異なる |
▶︎合計 11,000円〜12,000円
※料金は税込価格
なお、以前まではアナログ戻しの費用に加えて番号ポータビリティの手数料がプラスでかかっていましたが、最近になって廃止されたので、番号ポータビリティの手数料はかからないです。
■アナログ戻しをせずに番号ポータビリティで直接引き継ぐ方法もある【ただし、おすすめしない】
前述まではホワイト光電話の番号ポータビリティは、アナログ戻しが必要だと解説してきました。
しかし、実は乗り換え先の回線を「戸建ての新規」で申し込める環境なら、アナログ戻しをしないで直接引き継ぐことができます。
アナログ戻しをしないので一度NTTに戻す手間がなくなるというメリットがある反面、料金が高くなるなどのデメリットの方が大きいので、おすすめはしないのですが・・・
あくまで「こういうやり方もあるんだなー」という程度で読んでいただければ幸いです。
アナログ戻しをせずに直接引き継ぐ方法
アナログ戻しをせずに直接引き継ぐには、利用している回線はそのままにしつつ、別で新規の回線を開通させる必要があります。
電話番号を引き継ぐには、乗り換え先の回線が開通して最短で3日から4日はかかるため、利用中の回線も使えて、かつ乗り換え先の回線も使える状態である必要があるからです。
このやり方であれば、アナログ戻しをすることなく、直接番号ポータビリティで移行することができます。
ただし、乗り換え先の回線が開通する前に利用中の回線を解約すると、電話番号が消滅してしまうので注意してください。
アナログ戻しをせずに直接引き継ぐための条件
アナログ戻しをせずに直接引き継ぐためには、「戸建ての新規」で申し込む必要があります。
逆に言うと、「転用・事業者変更」で申し込んだり、「集合住宅に住んでいる、かつ戸建てプランを申し込めない」場合は、アナログ戻しをしないで直接番号ポータビリティで移行することはできません。
というのも、転用・事業者変更の場合、例えば、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える際、「ソフトバンク光解約→ドコモ光乗り換え」の間に電話番号を保管できないからです。
集合住宅に住んでいる、かつ戸建てプランを申し込めない場合は、マンションタイプのみの利用なので、そもそも別で線を引っ張ってくることができません。
よって、アナログ戻しをせずに直接引き継ぐための条件は、戸建ての新規で申し込める環境であることです。
アナログ戻しをせずに直接引き継ぐデメリット
アナログ戻しをせずに直接引き継ぐことによるデメリットは以下の２点です。
- 料金が二重払いになる
- 新規開通工事費でアナログ戻しをするより、料金が高くつく
料金が二重払いになる
電話番号を引き継ぐのに3日から4日、最長で２週間ほどかかることもあります。
直接引き継ぐには、その期間は利用中の回線も使えて、かつ乗り換え先の回線も使える状態にしておく必要があります。
そのため、日割りではないので、料金を二重で支払うことになります。
新規開通工事費でアナログ戻しをするより、料金が高くつく
光回線の開通工事費は一般的に戸建てで、20,000円〜40,000円。
集合住宅なら、15,000円〜30,000円かかります。
アナログ戻しの工事費は無派遣工事なら、2,200円。
派遣工事なら、11,000円〜12,000円です。
圧倒的にアナログ戻しの方がコスパが良いですね。
このように、アナログ戻しをせずに直接番号ポータビリティで移行するのは、余程の訳ありでない限りおすすめしません。
ホワイト光電話はアナログ戻しを利用して番号ポータビリティしましょう！
■よくある質問
Q1:ホワイト光電話の解約はどうしたら良いの？
ホワイト光電話の解約は番号ポータビリティで移行したら、自動的に解約されます。
なので、こちらから特にすることはありません。
注意点として、ホワイト光電話はマイソフトバンクで解約することができますが、解約しないでください。
マイソフトバンクから解約すると、電話番号が消滅してしまいます。
Q2:ホワイト光電話が開通まで２週間ほどかかるそうなんですけど、その場合はホワイト光電話が開通するまで利用していた回線は解約してはいけないの？
アナログ戻しをしないで直接番号ポータビリティで引き継ぐ場合の質問ですね。
結論としては、Yesです。
もしホワイト光電話が開通する前に利用していた回線を解約してしまうと、電話番号が消滅してしまいます。
ホワイト光電話が開通するまでは利用していた回線の光電話は使えるので、そちらを利用しましょう。
なお、ホワイト光電話が開通しているかの判断方法は、
乗り換え前の回線の光電話が無音で、光BBユニットと電話機を接続して「ツー」という音が鳴れば、ホワイト光電話に移行ができています。
Q3:ホワイト光電話のメリットとデメリットって何？
ホワイト光電話のメリットは、ソフトバンクスマホを利用しているならホワイトコール24というオプションに加入することで、ソフトバンクスマホとの通話料金が無料になります。
また、おうち割光セットも適用され、スマホ１台あたり500円〜1,000円割引されます。
デメリットは、NTTで元々アナログ電話の電話番号を利用していないと、電話番号を移行できない点。
それから、番号を移行できるとしても、一度アナログ戻しをする必要があるので、番号ポータビリティがしにくいという点です。
■まとめ
これまで前半では、ホワイト光電話の番号ポータビリティが可能な条件と、移行する方法、かかる費用を解説してきました。
後半では、NTTに番号を戻さずに直接引き継ぐ方法と、よくある質問も解説しました。
最後に要点だけまとめておいたので、忘れないうちに確認しておきましょう。
- ホワイト光電話の番号ポータビリティが可能な3つの条件
→1.今使っている電話番号が元々はNTTから発番されたアナログの電話番号であること
→2.復活手続きが可能な状態で、NTTの電話加入権が休止中のままであること
→3.引っ越しする場合、市外局番が同じ地域でかつNTT電話回線の収容局が同一であること
- ホワイト光電話から他社光電話に乗り換える手順
→1.NTTに電話する
→2.自宅での工事の有無の確認をする
→3.ソフトバンクから事業者変更承諾番号を取得する
- 他社光電話からホワイト光電話に乗り換える手順
→1.NTTに電話する
→2.自宅での工事の有無の確認をする
→3.他社光コラボから事業者変更承諾番号を取得する
→4.ソフトバンク光に乗り換え後、番号ポータビリティでホワイト光電話に移行する
上記の要点を抑えておけば、ホワイト光電話の番号ポータビリティをスムーズに行えます。
それに「電話番号を消滅してしまった・・・」といった事故を起こさずに済みます。
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